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台プラ第6ナフサ5期計画、連続火災で審査が半年間ストップ


ニュース 石油・化学 作成日:2010年12月20日_記事番号:T00027292

台プラ第6ナフサ5期計画、連続火災で審査が半年間ストップ

 20日付蘋果日報によると、台塑集団(台湾プラスチックグループ)は、第6ナフサ分解プラント(通称六軽、雲林県麦寮郷)第5期拡張計画が、同プラントで7月に起きた連続火災事故を受けて、8月に経済部工業局から事故についての報告資料の提出を求められたが、台プラは同資料を依然提出しておらず、環境影響評価が審査を行う行政院環境保護署(環保署)に送付されないまま半年間が経過していることが明らかとなった。工業局は今月3日にも資料の提出を求めており、台プラが期限内に提出できるかどうかが計画進展の鍵となっている。

 これについて台プラ側は「われわれは既に環境影響評価を送付し、公聴会も開いており、法律上の手続きは終えている。事故と環境評価審査は別の問題で、工業局が環保署に先に送付した上で、環保署からの疑問に基づき、当グループが補足資料を提出するのが筋だ」と反論した。ただ、報告が遅れた理由として当局の鑑定結果が出ていなかったと説明しており、これが既に出た現在、間もなく工業局に資料を提出できるとしている。