ニュース 電子 作成日:2010年12月20日_記事番号:T00027302
経済部投資審議委員会は17日、友達光電(AUO)の第7.5世代液晶パネル工場建設による対中投資申請を認可した。経済部は21日にも正式な認可書を交付する。18日付工商時報などが報じた。
AUOはマレーシアに設立した投資会社経由で中国・江蘇省昆山市に新会社「友達(昆山)有限公司」を設立し、第7.5世代液晶パネルを生産する。投資額は30億米ドルで、うち12億米ドルは資本金、18億米ドルは中国の銀行による協調融資となる。量産開始は2012年を見込む。
審査段階では、AUOが対中投資と並行し、台湾でも投資を行うことや、中国に移転する液晶パネル生産技術について、台湾の優位性を確保することなどが重点となった。
その結果、▽2022年までに中部科学工業園区(中科)に4,000億台湾元(約1億1,200万円)の投資を行い、第11世代液晶パネル工場と太陽電池工場を各2カ所建設する▽既存の第8.5世代工場(中科台中工場)で月4万枚の生産を行っており、中国に移転する技術との間に1世代以上の技術格差を確保している──などの点で、投資認可の条件を満たしていると判断された。
大型液晶パネル分野の対中投資は、今年2月に条件付きで解禁されたが、審査手続きが大幅に遅れていた。AUOは「今後規定に従い、投資手続きを急ぎたい」とコメントした。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722