ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

潤泰・宝成の投資会社、南山人寿買収に向け増資【表】


ニュース 金融 作成日:2010年12月21日_記事番号:T00027309

潤泰・宝成の投資会社、南山人寿買収に向け増資【表】

 米保険大手AIGの台湾子会社、南山人寿保険の売却入札に関連し、台湾勢の潤泰集団(RUENTEX)と製靴大手、宝成国際集団(PCC)の合弁による投資会社「潤成投資控股」は20日、南山人寿買収に向け25億台湾元(約70億円)の増資を行うと発表した。21日付経済日報が伝えた。

 

 潤泰集団と宝成国際集団は共同で保険業への進出を狙っており、今回の増資はAIGが南山人寿の売却先を決定するのに先立ち、資金力をアピールする意味合いがある。

 潤成投資控股には潤泰創新国際(旧潤泰建設)が25%、潤泰全球が23%、宝成工業が20%をそれぞれ出資している。

 潤泰創新国際の簡滄圳総経理は「潤泰と宝成はいずれも金融業参入に関心を抱いている。金融危機が終息し、景気が回復する中、金融業のポテンシャルは大きい。海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)の署名で金融業の中国進出に弾みが付いたため、協力を決めた」と説明した。両社は南山人寿買収を金融業進出の第一歩としたい構えだ。