ニュース 食品 作成日:2010年12月21日_記事番号:T00027316
台湾ビールを生産・販売する台湾煙酒(TTL)は、中国市場を開拓するため、11月に開催された広州アジア大会に4億台湾元(約11億2,000万円)の後援費用を投じたが、広告効果は期待外れに終わったもようだ。21日付自由時報が伝えた。
中国市場における台湾ビールの今年の売り上げは8,000万元にとどまっており、当初見通しを大幅に下回っている上、広州アジア大会への後援費用を回収できるめども立っていないという。
TTLの韋伯韜前董事長は昨年10月、今年の中国での販売目標を26億~30億元に設定したが、今年1月に15億~20億元に下方修正。同社はさらに目標を7億元に引き下げるなど中国戦略は尻すぼみ状態となった。このため、広州アジア大会で一気に販売増を狙ったが、売り上げは1億元にも満たず、低迷したままだ。
TTLは当初、中国のビール市場は台湾の108倍の規模があり、シェア1%を確保しただけで30億元の売り上げにつながると予測。福建省、広東省など沿海部に330ミリリットル缶を投入し、市場開拓を図った。しかし、販売代理店の経験不足などで思うように販路を開拓できなかった。
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