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元翎がエアバッグ用ガス発生器開発、中台で商機狙う


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2010年12月21日_記事番号:T00027317

元翎がエアバッグ用ガス発生器開発、中台で商機狙う

 自動車大手、裕隆集団が25%を出資する元翎精密工業(MOSA)は20日、自動車エアバッグ用ガス発生器(インフレーター)の開発に成功したと発表した。王徳鑫同社董事長は「当社は両岸(中台)で唯一、エアバッグ用ガス発生器の生産技術を保有するメーカーとなった。今後、中台のエアバック市場を中心に商機獲得を目指す」と抱負を語った。21日付経済日報が報じた。

 元翎は来年、200万セットのインフレーターを生産する計画で、これに合わせて今月、5億元を投じてガス発生剤工場を着工した。完成は来年7月の予定だ。さらに来年下半期には、15億台湾元(約14億円)をかけてインフレーターの自動生産ラインを設置、2012年の量産開始予定で14年には生産能力が1,400万セットに達する見通しだ。このほか、来年の中国華北地区へのインフレーター組み立て工場設置も検討している。

 王董事長によると、中国の自動車市場は今年1,700万台規模が見込まれることから、エアバッグの需要は少なくとも5,000万個に上り、インフレーターの市場規模は約1,000億元に達するとみられる。