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フォックスリンクのコネクター、RIMのタブレット向け受注か


ニュース 電子 作成日:2010年12月21日_記事番号:T00027322

フォックスリンクのコネクター、RIMのタブレット向け受注か

 21日付工商時報によると、鴻海科技集団(フォックスコン)傘下のコネクター大手、正イ精密工業(イは山の下に威、フォックスリンク)が、来年発売が見込まれるリサーチ・イン・モーション(RIM)のタブレット型パソコン「BlackBerry PlayBook(ブラックベリー・プレイブック)」向けにコネクターを供給するとの市場観測が出ている。また、同社は米アップルのタブレットPC「iPad」2代目機種向けのコネクター開発に着手したようだ。観測についてフォックスリンクは「顧客に関してはコメントできない」とした。

 市場調査機関の予測によると、来年のタブレットPC市場規模は4,000万〜5,000万台に上り、フォックスリンクの同年売上高は、前年比3割増の600億台湾元(約1,680億円)が狙えるとみられる。

 フォックスリンクは受注急増を受け、20日の董事会で、240万米ドルを投じて中国・江蘇省塩城市での新工場設置を決めた。来年第2四半期に稼働の予定だ。鴻海集団が四川省成都市、湖北省武漢市をアップル製品の生産拠点としているため、労働力の奪い合いを避けるため、塩城市を選択したようだ。

 なお、フォックスリンク傘下で、アップル製品の正規販売代理店「Studio A」を展開する晶実科技は、来年2月に上海市で中国初の店舗のオープンを計画している。