求人情報サイト「yes123求職網」が行った「最も魅力ある企業」のアンケート調査で、１位は台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）、２位は鴻海科技集団（フォックスコン）、３位は米グーグルという結果が出た。また、「最も魅力ある経営者」は、１位が鴻海集団の郭台銘董事長、２位が裕隆集団の厳凱泰董事長、３位が昨年マネジメント会社を立ち上げた司会者の于美人氏となった。22日付自由時報などが報じた。
「魅力ある企業」は、上位３社がすべてハイテク系の企業となった。一昨年、従業員に対する株式の現物支給（分紅）が費用として計上されるようになったため、ハイテク業界で働くサラリーパーソンの収入は以前よりも減ったものの、依然多くの人が同業界に魅力を感じていることがうかがえる。「最も魅力的な産業」の質問では、最多の24％がハイテク産業を挙げた。
yes123の邱文仁副総経理は、金融危機後、サラリーパーソンは「収入、福利厚生、人間関係」を魅力ある仕事の判断基準にするようになったと指摘した。「収入」は以前から変化がないが、従来条件に挙げられていた「仕事が少ない、家から近い」は、不況を経て求めることが難しいとの認識が広がったためという。
