ニュース 石油・化学 作成日:2010年12月22日_記事番号:T00027352
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)は21日、同グループが進める中国浙江省の寧波石化プラント拡張計画の一環として、同地での高純度テレフタル酸(PTA)事業に1億9,100万米ドル、フェノール事業に5,041万米ドル、計2億4,141万米ドルを追加投資することを董事会で決議した。22日付工商時報が伝えた。
台化の計画によると、PTAは傘下の台化興業(寧波)が年産能力150万トンの第2プラントを建設、中台合わせた生産能力は現在の240万トンから390万トンへと1.6倍に増強される。
フェノール事業については、新たに台化苯酚(寧波)を設立、同社はフェノールやアセトンの生産・販売を行う。
台化はグループ全体で22億8,500万米ドルを投じる予定の寧波プラント拡張計画で、PTAおよびフェノール類のほか、▽ABS樹脂▽ポリスチレン(PS)──も優先増強項目としている。このうちABS樹脂には1億1,600万米ドルの投資で、15万トンの年産能力拡充が予定されている。
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