ニュース 農林水産 作成日:2010年12月23日_記事番号:T00027368
鶏卵の生産過剰で価格が暴落していることを受け、養鶏業界は需給調整を目的とするニワトリ処分に毎月1羽当たり1〜1.5台湾元(約2.8〜4.2円)の補助金を支給することを求めている。行政院農業委員会(農委会)は、業界団体の中華民国養鶏協会および養鶏農家と善後策を協議し、2週間以内に回答を示す意向を伝えた。23日付中国時報が伝えた。
今年4月以降、鶏卵価格は急激な下落が続き、赤字拡大に苦しむ養鶏農家は23日、農委会での抗議活動を予定していた。しかし、農委会が補助金支給の検討を表明したことで中止された。
農委会は先週、業界関係者との会合で、来年初めにも産官学の代表による「蛋価高峰会議(鶏卵価格サミット)」を創設し、鶏卵の減産、ニワトリの処分、マーケティング戦略などについて協議し、鶏卵価格の中長期的な安定を図ることで合意した。
農委会は鶏卵価格安定には200万〜250万羽のニワトリを削減する必要があると試算している。補助金支給は養鶏農家が10%のニワトリを処分し、その後補充を行わないことなどが条件となる見通しだ。
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