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ジンテック、苗栗でシリコンウエハー合弁生産か


ニュース その他製造 作成日:2010年12月23日_記事番号:T00027375

ジンテック、苗栗でシリコンウエハー合弁生産か

 太陽電池業界関係者によると、業界大手の昱晶能源科技(ジンテック・エナジー)はこのほど、台湾肥料(台肥)、中鼎工程、日系メーカーと合弁会社「昱成光電」を設立し、台肥苗栗工場(苗栗県苗栗市)に生産能力年1ギガワット(GW)の太陽電池用シリコンウエハー工場を建設するもようだ。23日付電子時報が伝えた。

 同工場には来年中にも300メガワット(MW)級の設備が導入される予定とされる。ジンテックは太陽電池生産の川上分野に進出することで、コスト競争力の向上を目指す構えとみられる。

 これについて、ジンテック幹部は「機が熟しておらず、コメントできない」と述べるにとどまった。

 業界関係者によると、昱成光電は会社設立に向け、経済部商業司の社名予備審査を通過した段階だという。ジンテックは23日の董事会で昱成光電の設立を決議する可能性がある。

 これに関連し、中鼎工程は今年10月、太陽電池シリコンウエハー
を生産する新会社の設立を董事会で決議している。計画は総投資額60億台湾元(約167億円)、同社が15%を出資する内容で、昱成光電の設立計画を指している可能性がある。