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フレキシブル基板各社、タブレット人気で相次ぎ増産計画


ニュース 電子 作成日:2010年12月23日_記事番号:T00027386

フレキシブル基板各社、タブレット人気で相次ぎ増産計画

 タブレット型パソコンの人気を受け、重要部品のフレキシブルプリント基板(FPC)業界で、生産能力増強のための増資が相次いでいる。23日付電子時報が報じた。

 台郡科技(フレキシウム・インターコネクト)はこのほど、新株予約権付社債(転換社債=CB)8億台湾元(約22億円)分の発行を行政院金融監督管理委員会(金管会)証券期貨局に申請したほか、5億元の現金増資も実施する。調達資金13億元は運営資金、債務の償還に加え、中国・江蘇省昆山工場への投資に充てる。来年同社は、後工程の組み立てを行う昆山工場の拡張を計画しており、同年第3四半期に稼働を開始し、生産能力を30%引き上げる計画だ。また高雄工場の前工程ラインの増強も予定している。

 台虹科技(タイフレックス・サイエンティフィック)も転換社債4億元分を発行したほか、7,000万元の現金増資を董事会で決議した。フレキシブル銅張積層板(FCCL)の月産能力を10万平方メートル増やすほか、中国の太陽電池バックシートの生産能力増強にも充てる。

 嘉聯益科技(キャリア・テクノロジー)は来年、昆山工場に2本目のロール・ツー・ロールプロセスを設置し、第1四半期に稼動させる計画で、下半期には生産能力が50%増える見通しだ。