ニュース 運輸 作成日:2010年12月24日_記事番号:T00027398
韓国の大韓航空(KAL)が韓国〜台湾間の往復航空券を簡体字中国語サイトで割安で販売していることが23日、黄偉哲立法委員(民進党)の指摘で分かった。24日付中国時報が伝えた。
指摘によると、大韓航空のウェブサイトで韓国〜台湾間の往復航空券を購入する場合、簡体字中国語サイトで出発地として「中国台湾」を選んだ場合の価格(人民元建て)が繁体字中国語サイトで「台灣」を選んだ場合の価格(シンガポールドル建て)よりも約1,600台湾元(約4,500円)安いという。
黄立法委員は「もし100~200元の差ならば為替換算によるものだろうが、1,600元という価格差は大きすぎる。台湾の消費者に『中国台湾』という選択を迫るものだ。大韓航空側に差別の意図があるかどうかはともかく、既に差別的で、台湾を矮小(わいしょう)化している」と批判した。
台湾と韓国の関係は、広州アジア大会女子テコンドー競技での楊淑君選手の誤審騒動のほか、液晶パネルカルテル騒動で韓国のサムスン電子だけが「抜け駆け」で自己申告し、制裁金を免れたことなどが原因でぎくしゃくしており、今回の航空券価格騒動は再び反韓感情をあおることになりそうだ。
なお、大韓航空は指摘を受けて、インターネットを通じたチケット購入システムの委託先である「AMADEUS」社と善後策を協議するとともに、当面、台湾の到着・出発便の簡体字サイトでの予約サービスの停止を表明した。
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