トヨタグループと和泰汽車の合弁で、トヨタ車を中心に生産する国瑞汽車は23日、12月の月間生産台数が、輸出が好調のため当初予測の１万4,000台を超え、１社の月間生産台数としては業界過去最高となる１万4,500台に達するとの見通しを示した。これにより同社の今年通年の生産台数も、過去５年で最高の12万2,000台を記録する見込みだ。24日付工商時報が伝えた。
国瑞汽車が生産する中型車「カローラ・アルティス」の中東６カ国への輸出台数は、年初の月間1,000台から７月以降は4,000台に拡大、通年では３万台に達するとみられる。来年は５万台を目指す。
なお台湾自動車メーカー全体の完成車両輸出は１〜11月までで３万1,000台となっており、「カローラ・アルティス」が90％以上を占めた。
同社主管によると、来年も生産台数は14.8％増加して14万台に拡大する見通しで、桃園県観音工場の２交代制の復活、および契約作業員200人の雇用を検討している。
