光学フィルム大手、宏森光電科技（ハイライト・テック）は23日、中国福建省アモイ市で300万米ドルを投じ工場を新設することを董事会で決定した。液晶パネル大手、友達光電（ＡＵＯ）の工場に製品を供給し、関係強化を図る。24日付経済日報が伝えた。
アモイ工場は第１期工程で生産ライン４本を設置、来年の出荷開始予定で実際の状況を見ながら稼働率を調整する。主に同社受注の５～６割を占めるＡＵＯに供給する。第２期ではさらに４本を増設、早ければ来年末からの操業開始で、ＡＵＯ傘下の景智電子（BriView）や冠捷科技（ＴＰＶテクノロジー）、中華映管（ＣＰＴ）にも製品供給を行う。
同社の主力製品は上拡散フィルム、下拡散フィルム、反射フィルム、マイクロレンズなど。現在の主な生産拠点は新竹県湖口鎮（生産ライン５本）のほか、中国の広東省東莞市（同７本）、江蘇省蘇州市（同10本）となっている。
