ニュース 電子 作成日:2010年12月24日_記事番号:T00027419
友達光電(AUO)傘下、発光ダイオード(LED)の隆達電子(レクスターエレクトロニクス)は23日、台湾メーカーとして初めて6インチのLEDエピタキシャルウエハーの生産に成功したと発表した。量産開始については、「もうしばらく時間が必要だが、来年下半期にも製造設備を導入し、量産を実現できる」としている。一方、LED最大手の晶元光電(エピスター)も来年中ごろの生産を予定しており、生産能力整備の競争が激化しそうだ。24日付電子時報が報じた。
レクスターの6インチLEDウエハー。LEDチップ製造技術で一歩リードした(レクスター提供)
レクスターの蘇峰正董事長はこれまでに、「日韓、欧州メーカーが既に6インチ製造設備を導入する中、台湾では大部分が2インチにとどまっている」と語り、台湾メーカーの今後の競争力に懸念を示していた。
なお同社が保有する有機金属気相エピタキシー(MOCVD)装置は今年第3四半期末時点で50台、年内に4インチ用を中心に70〜80台まで増やす予定で、まず4インチウエハーで台湾最大の生産メーカーを目指す構えだ。
一方エピスターは現在、生産能力の5割が4インチで、来年には6インチ製造設備を導入して少量で生産する予定だ。6インチのサファイア基板のエピタキシャル成長に問題はないが、チップを製造する工程が困難で生産コストが高くなり、量産できる段階に至っていないと説明している。
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