ニュース 電子 作成日:2010年12月27日_記事番号:T00027447
台湾積体電路製造(TSMC)は26日、新竹科学工業園区(竹科)の12インチウエハー工場「Fab12」に隣接する力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)の「P4」工場棟(建設中)および「P5」工場用地を買収し、生産拡充を進める方針を表明した。TSMCは「現時点で発表できる交渉結果は出ていない」としているが、27日付工商時報は、30億台湾元(約84億円)を若干上回る価格で既に合意に達したとの観測を伝えた。
買収交渉が進められている「P4」工場棟は、骨組みが完成しているだけの状態だが、装置搬入後は12インチウエハー月産6万枚の生産能力を確保できる見通しだ。
竹科の三路、五路の用地22ヘクタールは「竹科最後の土地」と呼ばれ、2008年にTSMC、世界先進積体電路(VIS)、力晶半導体(PSC)が、12インチ工場を建設するために取得した。しかし今年第3四半期に、TSMCが世界先進の用地を買収、今回パワーチップからの買収が実現すれば同用地はすべてTSMCが手中に収めることになり、同エリアに計5基の12インチ工場を構え、月産能力は合計25万枚を超える見通しだ。
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