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テレビ+携帯+PC融合サービス、台湾大哥大が春節明けに開始


ニュース 電子 作成日:2010年12月28日_記事番号:T00027469

テレビ+携帯+PC融合サービス、台湾大哥大が春節明けに開始

 台湾大哥大(タイワン・モバイル)は27日、単一アカウントでテレビ、携帯電話、コンピューター、タブレット型パソコンで映像、画像、音楽などのコンテンツを受信できる「デジタルコンバージェンス」サービスを来年の春節(旧正月)明けから実施すると発表した。28日付工商時報などが報じた。


デジタルコンバージェンスサービスの提供を発表する台湾大哥大経営陣(同社提供)

 同サービスのユーザーは来年5万〜10万件を目指し、これを通じて2014年にはブロードバンド市場でシェアを50%近くまで伸ばし、最大手の中華電信に対抗したい考えだ。

 台湾大哥大は傘下に、ブロードバンドプロバイダーの台湾固網(TFN)や多くのケーブルテレビ局を抱える台固媒体を統合した「台湾大寬頻」ブランドを立ち上げ、デジタルテレビ放送「new TV」などのサービスを提供し、「台湾で唯一、モバイル、固定インターネット、ケーブルテレビサービスを備えた通信キャリア」とうたっている。

 また台湾大哥大の蔡明忠副董事長が出資する投資会社「大富媒体」によるケーブルテレビ(CATV)大手、凱擘(kbro)買収が先ごろ認可されており、「new TV」と「kbro」を合わせたデジタルテレビ放送のユーザーは現在の13万件から来年30万〜50万件、15年には200万件まで成長すると見込んでいる。