ニュース 電子 作成日:2010年12月28日_記事番号:T00027471
28日付電子時報によると、鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の奇美電子(チーメイ・イノルックス)が、スマートフォンやタブレット型パソコンの旺盛な需要を受けて供給不足となっている低温ポリシリコン(LTPS)パネルの生産能力増強を急いでいるようだ。
奇美電では、今年3月に合併した旧・統宝光電(トポリー・オプトエレクトロニクス)の第3.5世代LTPSパネル生産ラインが既に月産7万5,000枚のフル稼働に達している。既存の旧・統宝の3.5世代ラインと奇美電・台南工場の一部ラインだけでは、2011年の受注に応じきれない見通しのため、生産能力の増強に着手したもようで、郭台銘・鴻海董事長がこのところ新竹科学工業園区(竹科)竹南基地(苗栗県竹南鎮)の旧・統宝工場を頻繁に訪れているという。
さらに、日立ディスプレイズへの出資でLTPSパネル生産能力を獲得するとの観測も浮上している。
LTPSパネルはこれまで日本メーカーが大部分を供給し、台湾では旧・統宝の生産能力が最大で、友達光電(AUO)と奇美電は少量生産しているにすぎなかった。低消費電力、高画質、薄型軽量などの特性を持つ同パネルがアップルの「iPhone」や「iPad」などに採用され、世界的に需給が逼迫する中、奇美電は積極的に増産を図る構えだ。
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