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楽生院問題、行政院が仲裁努力継続を表明


ニュース 社会 作成日:2007年9月20日_記事番号:T00002749

楽生院問題、行政院が仲裁努力継続を表明

 
 台湾唯一のハンセン病療養施設、楽生療養院(台北県新荘市)が、都市交通システム(MRT)新荘線の建設に伴い、一部取り壊される見通しとなっていることについて、移転に反対し同療養院を古跡として保存すべきと主張する運動グループが19日、張俊雄行政院長の官邸前で再び抗議を行った。中国時報(電子版)が伝えた。

 楽生療養院は日本植民地時代に設置された歴史的施設で、蘇貞昌前行政院長も保存に前向きな姿勢を示していた。しかし、MRTの建設工事を管轄する台北市捷運工程局が今月12日に現場での工
事を一方的に再開したため、反対運動グループの「楽生自救会」などが反発を強めていた。

 これについて、行政院の謝志偉新聞局長は、「張行政院長と蘇前行政院長は、楽生院を台湾の歴史文物と位置付け、重要性は無視できないとの点で一致している。政府として仲裁努力を続ける」と表明した。