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コンパルが中華映管CF工場買収、タッチパネルを強化


ニュース 電子 作成日:2011年1月4日_記事番号:T00027501

コンパルが中華映管CF工場買収、タッチパネルを強化

 ノートパソコン受託生産大手、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)は12月29日、このほど新設した100%子会社の投影型静電容量方式タッチパネルメーカー、恒顥科技に20億台湾元(約56億円)を増資し、うち14億元で中華映管(CPT)の第4.5世代カラーフィルター(CF)工場(新竹県湖口郷)を買収すると発表した。コンパルはこれにより、今後の成長が期待されるタブレット型PC向けタッチパネルの調達を確保したい考えだ。30日付経済日報などが報じた。

 呂清雄コンパル財務長は、タブレットPCの重要部品であるタッチパネルとCFの前工程は類似しているため、中華映管の4.5世代CF工場を買収することで、恒顥科技が来年第4四半期にもタッチパネル生産に入れると説明した。当初の月産能力はガラス基板投入枚数ベースで7万枚を予定している。今年第2四半期初めに移転登記が完了する予定だ。

 コンパルがタブレットPCを受託生産している主な顧客は宏碁(エイサー)で、タッチパネル分野の強化により、その他ブランドからの受注につながる可能性も指摘されている。