ニュース 電子 作成日:2011年1月4日_記事番号:T00027503
米クアルコムは、新竹科学工業園区(竹科)龍潭基地の7ヘクタールの土地で、同社の開発した反射型液晶ディスプレイ「ミラソル」技術を利用した中小型ディスプレイを量産できる世界初の工場を建設する予定だ。経済部投資業務処の凌家裕処長が3日明かした。投資額は3年で約10億米ドル、来年にも生産を開始する予定だ。4日付聯合報などが伝えた。
経済部は2008年からクアルコム誘致を進めており、凌処長は「台湾ディスプレイ産業の人材の充実ぶりと、特許の商品化の実力が認められた」と分析した。同工場は、台湾ディスプレイ産業の技術水準向上、および次世代ディスプレイの発展にもつながると期待されている。
クアルコムの「ミラソル」技術は、微小電子機械システム(MEMS)とIMOD(interferometric modulation=干渉計測型変調方式)技術を結合させたもので、自然で鮮明な色彩の表示が可能だ。バックライトが不要なため従来の液晶ディスプレイに比べ消費電力を10%節約できる。双安定性を保ち、フルカラー、マルチタッチスクリーン、マルチメディアコンテンツに対応し、太陽光の下での視聴もできることが特徴。将来的にはタブレット型パソコンや携帯電話への応用が期待できる。
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