ニュース 農林水産 作成日:2011年1月5日_記事番号:T00027515
彰化県警察局は4日、中部にあるガチョウの大型飼育場で家畜への使用が禁止されている肉質改善剤「サルブタモール」が使用され、過去1年間で120万羽が流通した疑いがあるとして関連業者を摘発した。問題のガチョウは、台湾全土の販売量の20%を占める規模で、捜査当局は流通ルートの解明を進めている。5日付聯合報が伝えた。
肉質改善剤を注射されたガチョウ肉(左)と通常の肉(右)。通常の肉には胸の部分に突起が見られる(4日=中央社)
摘発されたのは、台中市と彰化県にあるガチョウ飼育場と試験場の3カ所で、捜査員は行政院農業委員会の係官と共同で関係先を家宅捜索した。その結果、肉質改善剤272キログラムなどが押収された。
サルブタモールはヒトのぜんそく治療薬で、家畜に投与すると肉質改善効果があるとされる。摘発された業者は、サルブタモールを餌に混ぜたり、注射したりして出荷していた。サルブタモールを投与されたガチョウは、見栄えが良く、1羽当たり100台湾元(約281円)ほど高値で取引されていたという。
人間がサルブタモールを摂取すると、どうき、血圧上昇、めまいなどの症状が出る恐れがある。
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