ニュース その他製造 作成日:2011年1月5日_記事番号:T00027522
セメント大手、台湾水泥(台湾セメント、台泥)と亜洲水泥(アジアセメント、亜泥)はともに、オフシーズンの春節(旧正月)期間が過ぎ、第2四半期に入れば台湾域内向けセメント価格の値上げを行う可能性があると表明した。原料となる石炭の国際価格が、豪州の記録的な洪水を受けて上昇が見込まれることが理由だ。5日付工商時報が伝えた。
両社によると、第1四半期は安価な輸入セメントの台湾市場流入が続く上、低価格な石炭の在庫にも余裕があるため、値上げは難しく、第2四半期がコスト反映の最良の時機となる。
なお台泥によると、中国では昨年第3四半期以降、各地でセメント価格が30%以上上昇しており、同社工場のある江蘇省句容県や福建省で1トン当たり500人民元(約6,200円)に達し、現在は過去最高水準となっている。また、亜泥の工場がある湖北省や江西省でも500人民元前後に高騰しているという。
業界関係者によると、今年のセメント価格は、台湾、中国市場とも上昇が続き、各社の利益も四半期ごとに増加する見通しだ。
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