ニュース その他製造 作成日:2011年1月5日_記事番号:T00027524
カーボンフレームの自社ブランド高級自転車「VOLANDO」を手掛ける大田精密工業(O−TAプレシジョンインダストリー)は今年、海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)により来年から中台間で自転車がゼロ関税になることを好感し、台湾南部で組み立てラインを増設する計画だ。早ければ今年中に生産に入り、当初は月産約1,000台を見込む。
同社の深圳子会社は他企業と同様に、従業員不足と賃金の高騰に悩まされている。昨年22%、1,100人民元(約1万3,500円)へと引き上げた現地の従業員1人当たり賃金は、今後5年でさらに2倍に上昇するとみており、フレームを中国で生産、台湾で組みた立てて「台湾製」をうたう方が得策との判断だ。
台湾の新規ラインは、欧州ブランドからの受託生産拠点とすることも計画している。欧州連合(EU)は中国製自転車に40%の反ダンピング課税をかけているため、台湾からの輸出に切り替えることにより大幅な利益増が見込める。
同社はまた、今年、投資額約1億台湾元(約2億8,000万円)で、中国の深圳、南京、上海、北京、天津、台湾の台北、台中、高雄の計8都市で直営販売店の設置を計画している。
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