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IC設計業界、1月に10%以上増収見込み


ニュース 電子 作成日:2011年1月5日_記事番号:T00027539

IC設計業界、1月に10%以上増収見込み

 台湾のIC設計業界は、春節(旧正月)を控え、携帯デバイスだけでなく、ノートパソコンなどの需要も堅調に推移していることから、1月の売上高が前月比で10%以上伸びる見通しだ。5日付電子時報が伝えた。

 業界関係者は、今年第1四半期にPC市場が好調な背景として、インテルやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が新型CPU(中央処理装置)を発売したことに加え、これまで半導体チップの在庫補充を見送ってきた川下メーカーが春節前に在庫確保に動いている点を挙げた。

 IC設計業界は例年、第1四半期は非需要期に当たるが、聯発科技(メディアテック)、晨星半導体(Mスター・セミコンダクター)をはじめ大手各社は、いずれもPC需要増大の恩恵を受けそうだ。

 PC部品業界も、華碩電脳(ASUS)、宏碁(エイサー)などが1月の調達量を増やしており、当面は需要が好調に推移する見通しだ。ただ、金属価格が急騰する中、需要動向の予測に苦慮し、大幅な増産には慎重なメーカーも多いという。