ニュース 社会 作成日:2011年1月6日_記事番号:T00027543
財団法人消費者文教基金会(消基会)がこのほど、市販のFAX用感熱紙やコンビニエンスストア、銀行などに設置されている現金自動預け払い機(ATM)の明細書などを検査したところ、28件中18件から、健康に有害であるとの研究報告もあるビスフェノールA(BPA)が検出された。6日付中国時報などが報じた。
世界保健機構(WHO)は昨年11月にBPAの安全性に関する専門家会議を開き、公衆衛生的対応を取ることは時期尚早との見解を示しているが、台湾師範大学環境教育研究所の葉欣誠所長は、「BPAが体内に入ると内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)として作用する可能性があり、長期的に接触して体内に蓄積すれば乳がん、前立腺がん、不妊などのリスクが高くなる可能性がある」として政府にBPAの使用基準を定めるよう提言している。
消基会は感熱紙との接触を極力少なくし、触った後は石けんで手を洗うよう呼び掛けている。なおアルコール消毒液などは、かえって皮膚からのBPA吸収を促進する恐れがあるとして注意を喚起している。
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