ニュース 電子 作成日:2011年1月6日_記事番号:T00027569
IC設計大手、聯発科技(メディアテック)は5日、同社を3年前に退職し、ライバルの晨星半導体(Mスター・セミコンダクター)に転職した元社員が企業機密を漏えいしたとして起訴された刑事裁判で、裁判所が罰金で代替可能な懲役9月の判決を下したことについて、刑罰が軽すぎるとして不服を表明した。6日付経済日報が伝えた。
メディアテックは被告の元社員について、「一審判決は27万台湾元(約77万円)の罰金で審理を終える内容で、受け入れ難い。企業秘密や知的財産はハイテク産業での生き残りで重要な基礎となる。法律による保護がなければ投資が無駄になる」とコメントし、元社員の転職先であるMスターを名指しして、事件の経緯を説明する報道資料を配布するなど、強硬姿勢を示した。
これに対しMスターは、「従業員の個人的行為であり、会社は知的財産権を尊重している。商品に権利侵害は絶対にない」とするコメントを出し、問題の社員に機密の持ち出しを求めたこともないと強調した。Mスターによると、この社員は2009年に同社を離職している。
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