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「『蔡英文総統』は時期尚早」、李元総統が懸念


ニュース 政治 作成日:2011年1月7日_記事番号:T00027574

「『蔡英文総統』は時期尚早」、李元総統が懸念

 李登輝元総統が、日本の月刊誌「WiLL」2月号掲載の対談記事で、来年行われる総統選挙について、民進党候補として有力な蔡英文主席について、「若く非常に優秀だが、総統となると時期尚早だ。陳水扁前総統の二の舞を演じるかもしれない」と語っていたことが明らかになった。7日付聯合報が報じた。

 李元総統は、民進党や国民党の関係者を含めた第3勢力の結集を考えていることを明らかにし、「そうしてこそ台湾の民主化をより早められる」との見解を示した。その上で、国民党の政治家が総統を、民進党の人物が副総統または行政院長になれば非常に良いという考えを披露した。

 李元総統はまた、総統在任中に進めた教育改革、司法改革、台湾アイデンティティの向上などは、いずれも道半ばでさらに推進を続ける必要があると語った。台湾の民主化にとって最大の危機は経済面での過度の中国依存で、経済を統一を促す手段とする中国の策謀にはまる恐れがあると指摘した。