ニュース 公益 作成日:2011年1月7日_記事番号:T00027579
施顔祥経済部長は6日、立法院経済委員会で、建設が遅れている台湾電力第4原子力発電所(新北市貢寮区)1号機の商業運転がさらに1年程度先送りされるとの認識を明らかにした。7日付聯合報などが伝えた。
行政院は当初、1号機が今年12月15日、2号機が来年12月15日までに商業運転を開始できるとの見通しを示していた。
施経済部長の説明によると、建設工事が遅れている上、完成後の試験運転が必要となる点、制御システム施工業者の免許更新が遅れている点、接地抵抗の高さなどさまざまな問題が重なり、予定通り商業運転を開始できる可能性は低くなった。
これに関連し、台湾電力の陳貴明董事長は「1号機の運転開始は来年末になるのではないか。順調に進めば、2カ月前倒しし、来年10月に商業運転を開始できる可能性もあるが、試験が順調に進まない場合、運転開始が2013年末までずれ込む可能性もある」と述べた。
運転開始時期の延期は5回目となる。建設費は民進党政権下での建設中止と再開を経て、当初の1,697億台湾元から2,736億元(約7,800億円)に膨れ上がっており、再延期に伴い、さらに100億元程度の負担増は避けられない見通しだ。
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