ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

正新橡膠のタイヤ価格、5〜10%引き上げ【表】


ニュース その他製造 作成日:2011年1月7日_記事番号:T00027589

正新橡膠のタイヤ価格、5〜10%引き上げ【表】

 タイヤ大手の正新橡膠工業は6日、台湾、中国、ベトナム、タイで生産する各種タイヤの販売価格を5〜10%引き上げると発表した。天然ゴムや合成ゴム価格の上昇を受けたもので、その他の中部のゴム関連メーカーも同日そろって1月価格の引き上げを宣言した。7日付工商時報が報じた。

 富強輪胎工廠はタイヤ材料や再生タイヤの1月オファー価格を10〜15%引き上げた。ベルトコンベヤー大手の鑫永銓(HYC)も1月小売価格を5〜10%引き上げ、3月には顧客向け契約価格も同じ幅で引き上げる予定だ。

 建大工業(KENDA)の張宏徳総経理は、昨年12月に他社に先駆け各種タイヤ価格を15%引き上げたが、春節(旧正月)後に再値上げを検討すると語った。華豊橡膠工業(DURO)も先月8〜12%値上げしたが、原材料価格が急上昇すれば、春節後に再び価格を引き上げる可能性があるとしている。

 天然ゴムの国際オファー価格は1トン当たり5,200米ドルへと前月平均より15%上昇した。スチレン・ブタジエンゴム(SBR)は2,600米ドルへと前月の2,200米ドルから上昇。一部のブタジエンゴム(BR)は3,500米ドルに上っている。