ニュース 石油・化学 作成日:2011年1月7日_記事番号:T00027590
化学製品大手の和桐化学(HT)は6日、中国工場の拡張や財務構造の改善のため、土地銀行など10行と27億5,000万台湾元(約78億円)の協調融資(シンジケートローン)契約を締結した。同社は2009年末に、中国鉄鋼大手の江蘇沙鋼集団と合弁会社「沙桐(泰興)化学」を中国に設立し、粗ベンゼンおよびコールタール製品工場の設置を進めており、これについて楊猷傑同社董事長は、「さらに10億人民元(約125億6,000万円)を投じて第2期拡張工事を行う」と表明した。7日付蘋果日報が報じた。
楊董事長によると、年産10万トンを予定する「中国沙桐」の粗ベンゼン工場は今年下半期に、同30万トンのコールタール製品工場は来年初めに生産を開始する予定で、両工場合わせて年間10億〜15億人民元の売上高をもたらすと見込まれる。
楊董事長はまた、コールタール製品工場の完成後、日本の大手負極材メーカーと提携し、付加価値の高いメソフェーズピッチ市場に参入することを明らかにした。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722