ニュース 電子 作成日:2011年1月7日_記事番号:T00027593
6日から米ラスベガスで始まった世界最大級の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で、タブレット型パソコンが注目を集める中、宏碁(エイサー)や華碩電脳(ASUS)を含むPC大手ブランドが商機を獲得できる可能性は小さく、「損益均衡を達成できればよい方」との厳しい見方が6日、花旗環球証券(シティグループ・グローバル・マーケッツ)の張凱偉チーフアナリストから示された。張氏は、タブレット市場でPCメーカーは、過去に参入したテレビや携帯電話と同様、後塵を拝することになると予測した。7日付工商時報が報じた。
タブレットPC市場で、台湾ブランドは複数の製品を投入し商機獲得を狙っているが、張氏はコスト力、ブランド力でアップルには及ばないと指摘。2011年市場は価格戦略にも積極的なアップルの「iPad」がシェア70%を占めると予測した。
一方、CPU(中央処理装置)から液晶パネルまで部品のBOMコストの7割をサプライチェーンで賄うことができ、垂直統合のメリットを生かせるサムスン電子は「勝ち組」となると予測。グーグルの戦略パートナーである米モトローラも、「アンドロイド」OS(基本ソフト)搭載タブレットPCの新製品を台湾メーカーに先駆けて発売することで、勢力を伸ばす可能性があるとみている。
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