ニュース 石油・化学 作成日:2011年1月10日_記事番号:T00027617
台塑集団(台湾プラスチックグループ)が7日発表した自社決算による主要4社の昨年通年利益は1,756億台湾元(約5,000億円)で、過去4年で最高となった。8日付工商時報が伝えた。
利益額が最高だったのは台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)の475億6,300万元。綿花価格の高騰でポリエステルなど代用繊維の需要が伸びたことに加えて、第4四半期の高純度テレフタル酸(PTA)などの価格上昇が好材料となり、前年比61.60%成長した。
次に利益額が高かったのは、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)で前年比66.9%増の459億6,300万元。ポリエチレン(PE)や化学品の市況好調が貢献した。南亜塑膠(南亜プラスチックス)は408億3,100万元で、前年比149%の大幅成長。昨年通年の売上高と利益額の前年比成長率でグループ最高となった。
台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は、前年比5.20%増の412億4,300万元。7月の第6ナフサ分解プラント(六軽、雲林県麦寮郷)内での連続火災の影響が懸念されたが、生産能力の拡大と原油価格高騰の恩恵を受けて堅調な成長を維持した。
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