ニュース 電子 作成日:2011年1月10日_記事番号:T00027624
欧米での記録的な大雪によるクリスマスシーズンの購買意欲への影響、台湾元の対米ドルレート上昇、原材料価格の高騰、中国での最低賃金引き上げなどがパソコン産業を直撃しており、PC部品業者が第1四半期中の値上げを検討しているもようだ。JPモルガン証券は、需給が逼迫している筐体(きょうたい)、水晶部品、電源アダプタで値上げが成功する可能性が高いと指摘している。10日付蘋果日報が報じた。
原材料価格は現在、銅および原油の上昇幅が最大となっており、市場では今年、前年比で20〜30%上昇すると予測されている。
中国での人件費については、ノートPCの主要生産拠点である江蘇省で2月1日から最低賃金が18%引き上げられるなど、華東地区の上昇が特に深刻だ。
こうした状況を総合すると、PC産業の粗利益率に1〜3ポイントのマイナス影響を及ぼすとみられ、筐体の可成科技(キャッチャー・テクノロジー)、キーボードなどの群光電子(チコニー・エレクトロニクス)、電源アダプタの台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)などの部品メーカーが値上げを計画しているとの観測が出ている。
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