ニュース 電子 作成日:2011年1月10日_記事番号:T00027628
発光ダイオード(LED)最大手の晶元光電(エピスター)の経営陣が最近、川下業者を相次いで訪れ、今年の供給価格について調整を進めていることが分かった。背景には、LEDを採用した末端製品が値下げ圧力を受けており、川下のパッケージング(封止)業者が、エピスターなどエピタキシャルウエハー・チップ業者に値下げを要求していることがある。10日付工商時報が伝えた。
LEDに対する値下げ圧力が強まる中、原材料となるサファイア基板の相場は第1四半期も過去最高値の水準で推移しており、エピスターは原材料高騰と川下業者による値下げ圧力の板挟みとなっている。このため、同社の李秉傑董事長、周銘俊総経理が直接川下業者を訪れ、価格交渉に乗り出した格好だ。
億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)、華興電子工業(レドテック・エレクトロニクス)、東貝光電科技(ユニティ・オプト・テクノロジー)などLEDパッケージング業者は、エピタキシャルウエハー・チップ業者に10~15%の値下げを要求する見通しだ。
これに関連し、エピタキシャルウエハー・チップ業者、璨円光電(フォルモサ・エピタキシー)の簡奉任董事長は「サファイア基板の高騰を受け、川上メーカーは中国やロシアのサファイア基板メーカーからの調達に切り替えている」と語った。
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