ニュース 社会 作成日:2011年1月11日_記事番号:T00027635
先月末、台中の企業で行われた食事会で、26歳の男性社員が1時間で約3杯のウイスキーを飲んだところ、突然倒れて意識不明となり命が危ぶまれたが、病院での看護の結果一命を取り留めた。検査によるとこの男性は、アルコール代謝にかかわる酵素ALDH2の働きが遺伝的に弱いことが分かった。同じ体質の父親から酒は飲むなと言われていたため、この日が初めての飲酒だったが、危うく死にかけた彼は「これからは一滴も飲まない」と誓ったそうだ。11日付蘋果日報が報じた。
男性が運び込まれた台中慈済医院の黄軒医師によると、ALDH2の働きが遺伝的に弱い人のアルコール代謝速度は普通の人のわずか10分の1。このため短時間で度数の高い酒を摂取すると、急性アルコール中毒を引き起こすことになる。
研究によると、台湾人の約半数が遺伝的にアルコールに弱い体質とされる。黄医師は「飲むとすぐに顔や耳が赤くなる人はこの体質の可能性があり、飲酒後30分から3時間が最も危険な時間帯」と指摘する。
忘年会(尾牙)シーズンに突入し、酒を飲む機会も増える昨今、自身や周囲の体質に注意が必要だ。
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