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PTA低迷、点検繰り上げで生産調整


ニュース 石油・化学 作成日:2007年9月20日_記事番号:T00002764

PTA低迷、点検繰り上げで生産調整


 ポリエステル繊維やペットボトルの原料となる高純度テレフタル酸(PTA)の市場価格が伸び悩み、台湾、日本、韓国、インド、中国などのメーカー各社は、中国が10月1日から国慶節の大型連休に入るのを前に、点検による操業中断時期を繰り上げ、生産量の調整で相場のてこ入れを図る動きを本格化させている。20日付経済日報が伝えた。

 台湾中油石油化学事業部によると、原材料コストを考えた場合、自社で原料を調達できる台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー)が辛うじて損益均衡を保っている以外、国内PTAメーカーは軒並み損失を計上しているという。

 台湾PTA業界では、中国と東南アジアの化学繊維メーカーが、中国の国慶節前にPTAの調達を行うと見込んでいたが、注文は入らず、在庫量が20日分を超えるなど生産過剰状態に陥っている。