ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

CSC、12月は6.6%減収


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年1月11日_記事番号:T00027649

CSC、12月は6.6%減収

 中国鋼鉄(CSC)が発表した昨年12月売上高は、前月比6.62%減、前年同月比9.33%増の196億4,400万台湾元(約556億円)だった。前月比減収は製品価格の値下げをさかのぼって適用したことが原因だ。2010年通年では前年比44.6%増の2,391億8,700万元となった。証券会社は昨年通年の同社税引き前利益を、420億元程度と予測している。11日付蘋果日報が伝えた。

 鉄鉱石や石炭などの国際価格が上昇する中、CSCは1~2月は低価格の原料在庫が利用できるため、第1四半期の利益は単月10億元近くに上ると予測している。ただ、3月にはコスト圧力が高まる上、国際鉄鋼価格の上昇も持続するとみており、同社が今週13日に発表する3月の台湾市場向け価格は値上げが予想される。

 一方、鉄筋大手の豊興鋼鉄と海光企業は12月、鉄筋価格が1割以上上昇したことで増収となり、ともに過去2年で最高の単月売上高となった。豊興は前月比11.03%増、前年同月比31.92%増の33億8,800万元、今月も30億元台を維持する見通しだ。海光は前月比18%増の13億200万元、1月は過去最高となる可能性もあると証券会社はみている。