高雄市捷運工程局の陳存永局長は11日、高雄市の都市交通システム（ＭＲＴ）紅線の同市路竹区への延伸計画で、中央政府に建設費用として180億台湾元（約514億円）の支援を求める考えを明らかにした。12日付聯合報などが報じた。
高雄ＭＲＴ紅線は昨年、現在の北側の終点、橋頭駅から延伸する岡山駅が着工。2013年４月までの開通を目指している。路竹区への延伸計画は岡山駅からさらに北上して、市内と南部科学工業園区（南科）高雄園区を結ぶもので、１日延べ30万人の利用客増加を見込むが、まだ行政院の認可が下りていない。
なお、高雄ＭＲＴの昨年の１日当たりの平均乗客数は延べ12万7,000人だった。今年は延べ14万1,000人を目指すが、損益均衡の達成には１日38万人の利用が必要となる。
