ニュース 商業・サービス 作成日:2011年1月12日_記事番号:T00027672
寝具メーカーの京都西川(本社・京都市)と名前が紛らわしい台湾の寝具販売会社「京西川」が、薬事法に基づく医療器材に当たる京都西川製の温熱電位治療器を無許可で販売したほか、中国製や台湾製の寝具を日本製と偽って販売していたとして、台北地検は11日、薬事法違反と文書偽造の罪で、京西川の元業務経理、武春洪容疑者を起訴した。12日付蘋果日報が伝えた。
京西川はかつて、百貨店に専用売り場を設け、陳水扁前総統夫人の呉淑珍氏が愛用しているなどとうたい、京都西川製の温熱電位治療器を販売していた。京西川は温熱電位治療器が薬事法が定める医療器材に当たることを知りながら、無許可で輸入、販売していた。
このほか、消費者の日本製品に対する信頼を悪用し、中国製や台湾製の低価格の枕、マットなどに「日本製」というラベルを張り、少なくとも6,000セットを販売していた。
検察当局は、京西川の陳桂華総経理、武春洪業務経理(いずれも当時)に対し、それぞれ70万台湾元(約200万円)、30万元の支払いを命じる刑事処分を下し、労働奉仕や謝罪広告掲載を条件に起訴猶予処分としたが、武容疑者は条件を履行しなかったため、起訴された。武容疑者ら京西川の経営陣は既に会社を売却し、事業から撤退している。
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