太陽電池用シリコンウエハーメーカー、達能科技は11日、第２工場の第２期工事に着工した。27億台湾元（約77億円）をかけ年産能力を200メガワット（MW）拡充し、同社の総生産能力を520MWへと拡大する。設備搬入の完了は来年初頭となる見通しだが、今年第３四半期末には量産を開始する予定だ。今回の拡張工事は顧客の需要が極めて強いことから、前倒しでの着工となり、今年同社の出荷量は400MWと、昨年の150MWの2.6倍以上を見込む。12日付蘋果日報が伝えた。
達能科技の趙元山董事長はまた、「桃園科技工業園区の用地は既に手狭となっており、中部科学工業園区（中科）后里園区や南部科学工業園区（南科）などで工場用地を探している」とさらに増強を進める考えを表明。来年以降の受注に備え、今年中に用地を取得、来年初頭にも着工したい方針だ。
