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中国・吉利汽車総裁、裕隆汽車との提携拡大強調


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2011年1月12日_記事番号:T00027684

中国・吉利汽車総裁、裕隆汽車との提携拡大強調

 中国最大の民間自動車メーカー、吉利汽車の楊健総裁は11日、台湾訪問中に経済日報の取材に応じ、台湾の裕隆汽車との提携を電気自動車分野などで拡大していく意向を示した。12日付同紙が伝えた。

 吉利汽車は生産規模を今後5年間で現在の年間40万台から200万台まで拡大する意向で、台湾の裕隆汽車と共同開発した「tobe」の電気自動車モデルを中国市場にも積極的に売り込んでいく構えだ。

 楊総裁は「裕隆汽車とは良好な提携関係にあり、第2の提携車種の検討にも入った。海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)の関税撤廃対象に完成車が含まれれば、提携はさらに加速する」と指摘した。

 楊総裁はまた、「吉利汽車は台湾の部品メーカー14社に発注しており、品目は車載電子機器、金型、シート、計器盤などが含まれる」と説明した上で、台湾の関連メーカーからの調達を拡大していく意向も示した。

 一方、中央社電によると、楊総裁は同日、鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の富士康国際(FHI)と新エネルギー車の分野で提携していく意向も示した。