ニュース 電子 作成日:2011年1月12日_記事番号:T00027688
12日付工商時報によると、ノートパソコン用プリント基板(PCB)世界最大手、瀚宇博徳(ハンスターボード)がオファー価格の引き上げを川下の顧客に対し交渉しており、5〜10%の値上げとなるとの市場観測が浮上している。これについてハンスターボードは、銅価格の高騰、台湾元の上昇を受け、顧客と値上げ幅を協議している段階だとコメントした。
ハンスターボードは昨年のノートPC用PCB出荷が8,600万枚で、今年は前年比16.2%増の1億枚に達すると予測され、世界市場シェア45%前後を占める見通しだ。PCBの粗利益率は低く、最大手の同社が価格引き上げに成功すれば、同業他社にも値上げが波及すると予想され、HDI(高密度多層)基板などの値上げにつながる可能性もあると業界関係者は指摘した。
なお、昨年も銅価格は高騰したが、ノートPCメーカーの粗利益率は3〜4%にすぎないため、ハンスターボードは値上げは受け入れられないと判断し、同年の累計値上げ幅を5%以下に抑えている。
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