ニュース 電子 作成日:2011年1月12日_記事番号:T00027690
12日付電子時報によると液晶パネルメーカーの瀚宇彩晶(ハンスター)は、第1四半期中に第5.3世代生産ラインで視野角の広いIPS(横電界)方式液晶パネルの生産を開始し、量産に入る見通しだ。ハンスターは2008年に日立ディスプレイズからライセンス供与を受けているIPS技術や半透過型液晶の技術を自社のタッチパネルと組み合わせ、成長著しいタブレット型パソコン向けのトータルソリューションを提供する狙いとみられる。
米アップルのタブレットPC「iPad」にIPSパネルが採用され、人気となっていることから、タブレットPCやスマートフォンメーカーで広い視野角を実現する技術の導入が増え、同種のパネルは供給不足となっているという。なお奇美電子(チーメイ・イノルックス)も日立ディスプレイズから技術供与を受け、IPSパネルの量産を開始している。
タブレットPCの市場規模は今年、低価格ノートPC(ネットブック)人気のピーク時と同規模の5,000万〜6,000万台に上り、来年は1億台以上に達すると予測されている。
またハンスターは近年、第5.3世代生産ラインで中小型パネルの生産を増やし、大型パネルの生産を減らしているが、11年下半期にはすべての生産能力(ガラス基板投入枚数15万枚)を中小型パネル生産に充てる計画だ。
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