13日付経済日報によると、米通信キャリア、ベライゾン・ワイヤレスがこのほど２月10日に発売すると発表した米アップルのスマートフォン、「iPhone4」ＣＤＭＡ通信方式対応機種の組み立てを和碩聯合科技（ペガトロン）が受託し、既に今月から出荷を開始したようだ。事実とすればペガトロンは鴻海科技集団（フォックスコン）以外で初めてのiPhoneメーカーとなるが、同社は「顧客についてはコメントしない」と言及を避けた。
ベライゾン・ワイヤレスから発売されるＣＤＭＡ版iPhone4（同社リリースより）
なお、ベライゾンによる第１四半期のＣＤＭＡ版「iPhone4」出荷台数は500万～700万台に上るとみられる。
「iPhone」の組み立てはこれまで鴻海が独占的に受注していたが、高い人気で供給が追い付かず、ペガトロンによるＣＤＭＡ対応機種受注につながったようだ。今回の受注獲得はペガトロンにとって華碩電脳（ＡＳＵＳ）との分社化以降、最も重要な意味を持つと経済日報は指摘している。
同社は、数年前にもアップルのデジタル携帯音楽プレーヤー「ｉＰｏｄ」を受注したことがあり、将来的にさらに多くのアップル製品受注を獲得する可能性もある。
