ニュース 電子 作成日:2011年1月13日_記事番号:T00027712
13日付電子時報によると、大手ノートパソコン受託メーカー、広達電脳(クアンタ・コンピューター)が、中国重慶市の工場で第1四半期中に生産を開始し、ヒューレット・パッカード(HP)向けに出荷する見通しだ。HPの同市における生産拠点構築計画に合わせて進出を決めた台湾メーカーのうち、昨年第2四半期に生産を開始した鴻海科技集団(フォックスコン)、同年第4四半期から出荷を行っている英業達(インベンテック)に続く正式な生産始動だ。ただクアンタは、重慶工場の生産能力および出荷規模については明らかにしていない。
一方、業界関係者によると、重慶の組み立てメーカーや部品メーカーに対する発注量は限られたものとなっており、規模の効果が発揮できていないため、多くの部品メーカーが進出に模様眺めを続けているようだ。このため、重慶のサプライチェーンは依然不完全な状態で、同地で使用される部品の80〜90%は中国沿海部で生産されたものだという。
また、物流システムもまだ十分に整備されておらず、製品のほとんどが鉄道で深圳まで運ばれた後、船便で輸出されている状況で、成熟したノートPCサプライチェーン形成には一定の時間がかかりそうだ。
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