ニュース 電子 作成日:2011年1月13日_記事番号:T00027719
台湾積体電路製造(TSMC)は12日、新竹科学工業園区(竹科)の12インチウエハー工場「Fab12」に隣接する力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)の「P4」工場棟(基礎工事中)および「P5」工場用地を29億台湾元(約83億円)で買収したと発表した。TSMCは今回買収した用地に12インチ工場2基を設置する計画で、「Fab12」第5期拡張までの生産能力を合わせると、同工場の月産能力は25万枚以上となる。13日付工商時報が伝えた。
TSMCは「Fab12」拡張のほか、中部科学工業園区(中科)で「Fab15」を建設中、南部科学工業園区(南科)の「Fab14」でも生産拡充を行うなど、12インチ工場の生産能力増強に努めている。しかし、それでも顧客の強い需要に応じ切れないとして、パワーチップとの間で用地の買収について交渉を進めていた。さらに「Fab12」では、第6期拡張も計画されている。
一方、今月から段階的に売却収入が計上されるパワーチップは、今後数年の工場新設計画はなく、従来の生産ラインを改良する形で生産能力の拡充を行うと同時に、遊休資産の処分も進めていく。
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