ニュース 石油・化学 作成日:2011年1月14日_記事番号:T00027741
世界的な異常気象でポリ塩化ビニル(PVC)など石化製品が高騰しており、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)、華夏海湾塑膠(チャイナ・ゼネラル・プラスチックス、CGPC)、大洋塑膠工業(オーシャン・プラスチックス)などはこのほど、来月のPVC出荷価格を1トン当たり20~30米ドル、率にして2.5%引き上げた。14日付経済日報が伝えた。
ポリエチレン(PE)を生産する台聚集団(USIグループ)、亜洲聚合(アジア・ポリマー)も近く値上げを予定している。
一連の値上げにより、PVC・PEメーカーやエチレングリコール(EG)を生産する東聯化学(OUCC)、中国人造繊維(CMFC)などは第1四半期の収益増が見込まれている。
価格高騰は、オーストラリア東岸の洪水、欧米各地の暴風雪などで、石化製品の供給に支障が出ていること原因だ。PVCの場合、ライバルの中国メーカーは生産に石炭を使用しており、オーストラリアなどからの輸入石炭の価格上昇がコスト増につながった。
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