ニュース 運輸 作成日:2011年1月17日_記事番号:T00027761
日の出と森林浴が有名な観光地、阿里山(嘉義県)で、奮起湖、頂湖、阿里山森林遊楽区の3大観光スポットを含む5駅を全長11.67キロメートル、40分余りで結ぶロープウエー建設計画が明らかになった。15日付中国時報が報じた。
阿里山ロープウエーは1台当たり8人乗りで、輸送能力は1時間で最大1,200人の予定だ。BOT(建設・運営・譲渡)方式で34億台湾元(約97億円)以上が投じられ、運賃は1キロ当たり20元とした場合、全線利用で233元、同25元なら292元となる計算だ。
阿里山では、2009年8月の台風8号(アジア名・モーラコット)で阿里山森林鉄路などが被害を受けて観光客数が1割まで激減。その後森林鉄路の一部復旧や、交通部観光局による観光振興により、昨年は延べ140万人まで回復したものの、台風8号来襲以前の最高、延べ220万人には大きな差がある。このため、ロープウエー設置計画に対し阿里山の観光業界は「観光客を呼び戻せる」と歓迎している。
一方、学術関係者からは、全長10キロを超えるロープウエーは、乗客に不安感を与える上、運行の安全性や生態系への影響も懸念されるとの声や、同地で生活する先住民、雛(ツオウ)族への配慮が必要との指摘が聞かれる。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722