ニュース 社会 作成日:2011年1月17日_記事番号:T00027763
行政院衛生署疾病管制局は14日、中国で腎臓移植手術を受けた男性(56)から、「スーパー細菌」とも呼ばれ、ほとんどの抗生物質が効かない薬剤耐性遺伝子「NDM−1」を持つ新型多剤耐性菌が検出されたと発表した。15日付蘋果日報が伝えた。
男性は昨年10月に中国江西省で腎臓移植手術を受け、台湾に戻った後に腹痛を訴え、台北市の台湾大学医学院附設医院(台大医院)で診察を受けた。その際に腹腔内にたまっていた液体を採取したところ、耐性菌が検出され、疾病管制局の分析で問題の新型多剤耐性菌と断定された。この耐性菌による発症例は台湾で初めて。
男性はその他の疾患で台大医院に入院しており、治療の結果、既に問題の菌は検出されなくなった。衛生署などによると、この菌に伝染性はなく、主に開発途上国での手術により感染するもので、感染拡大の恐れはないという。
台湾では昨年10月、インドで銃撃に巻き込まれ手術を受けたメディア関係者からNDM−1を遺伝子に持つ細菌が検出されているが、このケースでは実際に発症はしておらず、保菌者に分類されただけだった。
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